イラク チグリスに浮かぶ平和

全国順次公開中 自主上映会募集中

スタッフ紹介

監督・撮影 綿井健陽 わたい・たけはる

綿井健陽 わたい・たけはる 1971年生まれ。映像ジャーナリスト、映画監督。97年からフリージャーナリストとして活動。98年から「アジアプレス・インターナショナル」に参加。これまでに、スリランカ民族紛争、パプアニューギニア津波被害、スーダン飢餓、東ティモール独立紛争、マルク諸島(インドネシア)宗教抗争、米国同時多発テロ事件後のアフガニスタン、イスラエルのレバノン攻撃などを取材。国内では、光市母子殺害事件裁判、和歌山太地町イルカ漁、福島第一原発事故などを取材。イラク戦争では、2003年から空爆下のバグダッドや陸上自衛隊が派遣されたサマワから映像報告・テレビ中継リポートを行い、それらの報道活動で「ボーン・上田記念国際記者賞」特別賞、ギャラクシー賞(報道活動部門)、「JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞」大賞などを受賞。
2005年に監督したドキュメンタリー映画『Little Birds イラク 戦火の家族たち』は、国内外の映画祭で上映され、ロカルノ国際映画祭2005「人権部門最優秀賞」、毎日映画コンクール「ドキュメンタリー部門賞」、米国リトルロック映画祭「ベストドキュメンタリー賞」などを受賞。
2011年、東日本大震災直後を取材したドキュメンタリー映画『311』(共同監督/森達也・綿井健陽・松林要樹・安岡卓治)が、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにある Cinema with Us」、2011釜山国際映画祭ワイドアングル部門に正式招待された。
著書に『リトルバーズ 戦火のバグダッドから』(晶文社)、共著に『イラク戦争―検証と展望』(岩波書店)、『フォトジャーナリスト13人の眼』(集英社新書)、『311を撮る』(岩波書店)、『光市事件裁判を考える』(現代人文社)など。

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プロデューサー 小西晴子 こにし・はるこ

 プロデューサー、ディレクター。ソネットエンタテインメント株式会社ドキュメンタリストプロジェクト室長。2003年から、土本典昭、黒木和雄、原一男など日本のドキュメンタリストを追ったシリーズ「ドキュメンタリスト」を制作。綿井健陽とは、2004年9月に、CS放送アジアドラマチックTVで制作・放送したTV番組「ドキュメンタリスト 綿井健陽~The Little Birds バグダッドの父と子の物語」で初めて組む。2005年公開の映画『Little Birds イラク 戦火の家族たち』には企画者として参加。このシリーズから映画になったものは、『ガーダ パレスチナの詩』(2006/古居みずえ監督)、『大きな家 タイマグラの森の子どもたち』(2009/澄川嘉彦監督)などがある。海外との共同制作を企画し、2013年Tokyo Docs、2014年中国成都でのAsian Side of the Doc、フランスのラ・ロシェールでのSunny Side of the Docで、「Endless War in Iraq」等の企画をピッチ、国際共同制作をすすめている。ディレクターとして、2011年から3年間、東北岩手県の大槌町に通い、東北の漁師と住民の海と生きる決意を描いたドキュメンタリー『赤浜Rock’n Roll』を制作。公開に向けて準備中。

ポストプロダクション・プロデューサー 安岡卓治 やすおか・たかはる

  1954年生まれ。映画プロデューサー。『沖縄のハルモニ-証言・従軍慰安婦-』(1979/山谷哲夫監督)に助監督・撮影・編集として、『ゆきゆきて、神軍』(88/原一男監督)に助監督として参加。88年以降、『追悼のざわめき』(88年/松井良彦監督)、『部屋 THE ROOM』(94/園子温度監督)、『白 THE WHITE』(99/平野勝之監督)など数々のインディペンデント映画のプロデュースを手掛ける。『A』(98/森達也監督)、『A2』(2001/同前)では製作・撮影・編集を務め、『Little Birds イラク 戦火の家族たち』(05/綿井健陽監督)、『ガーダ パレスチナの詩』(06/古居みずえ監督)、『花と兵隊』(09/松林要樹)、『ただいま それぞれの居場所』(10/大宮浩一監督)などを製作・プロデュース、『パレスチナ1948・NAKBA』(08・広河隆一監督)ではプロデューサー・編集をつとめ、ドキュメンタリー映画を劇場公開へと導く。近年は、森達也、綿井健陽、松林要樹らと共同監督した『311』(12)がプサン国際映画祭「AND」ファンドを獲得、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011で公式上映される。編集作品『遺言 原発さえなければ』(14/豊田直己、野田雅也共同監督)が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で公式上映される。また日本映画大学教授として、若手ドキュメンタリー作家の育成に尽力する。

編集 辻井 潔 つじい・きよし

 1979年生まれ。日本映画学校ジャーナルゼミ卒業後、『Little Birds イラク 戦火の家族たち-』(2005年/綿井健陽監督)などの編集助手を経て『ガーダ パレスチナの詩』(06/古居みずえ監督)、『パレスチナ1948・NAKBA』(08/広河隆一監督 ) を共同編集。 主な編集作品に『花と兵隊』(09/松林要樹監督)、『ただいま それぞれの居場所』(10/大宮浩一監督)、『9月11日』(10/大宮浩一監督)、『ミツバチの羽音と地球の回転』(11/鎌仲ひとみ監督)、『ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち- 』(11/古居みずえ監督)、『季節、めぐり それぞれの居場所』(12/大宮浩一監督)、『隣る人』(12/刀川和也監督)、『ドコ ニモイケナイ』(12/島田隆一監督)、『ドキュメンタリー映画100万回生きたねこ』(12/小谷忠典監督)など。2014年、『赤浜 Rock 'n' Roll 』(公開準備中/小西晴子監督)に編集として参加。